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2005-04

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35 グランド・フィナーレ 阿部和重 著 - 2005.04.28 Thu

 面白かった。先に読んだ「ニッポニア・ニッポン」よりもしっかりとした歯ごたえ、堅固さのようなものを感じる。
 ただ、悔しいことに、今一歩解読しきれなかった。もちろんどう読んでもかまわないのだけれど、この作品はもう少し読みこなしたかった。二度読んで、読みきれなかった自分が、ちょっと悲しい。
 芥川賞受賞作ではあるが、賛否はまっぷたつに割れている。★5つか★1つ。中間評価はあまり聞かない。
 ロリコン・異常と決めつけて、反感をもって読んではこの作品は消化できない。たくさんの仕掛けがなされた極めてクールで知的な作品だ。私はもちろん★5つ。評価なんておこがましいことはとてもじゃないけどできない。賛嘆の拍手の数である。
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34 小川洋子の世界 - 2005.04.10 Sun

 小川洋子の作品を読んでいる。『薬指の標本』、『六角形の小部屋』、『妊娠カレンダー』と読んだ。はじめてです、こういう世界。限りなく透明に近い曇りガラスのような世界。どこかフランス文学的な匂いがするなと思っていたら、フランスでかなり売れているらしい。しかも、『薬指の標本』があちらで映画化進行中とのこと。
(おそらく映画は、原作とはかなり違った色合いになりそうな予感・・。菜食文化と肉食文化ほどの違いがハッキリと出そうだ)
 私の描きたい世界はこういう世界(原作)。でも、この「限りなく透明に近い不透明感」はどう足掻いても描けないし、この文体、この構造、この発想は私には手の届かない世界のものだ。あまりにもないものねだり、異質の世界だからこそ惹かれているのかもしれない。
 化学と数学、生物と数式といった媒体を使いつつも、研ぎ澄まされた感性とやさしい言語感覚が不可思議な世界を作っている。
 この3つの作品を読んでいる間、女優の原田知世が浮かんできてしょうがなかった。(2005年04月10日記)

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