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10 事的世界観への前哨 廣松 渉 著 - 2004.11.17 Wed

 これは、どこからどう見ても、正真正銘の学術書であります。しかも哲学書。よくもまあこんな難しい本を読みきったものだと、今の私ではとても考えられません。しかも、めいっぱいノートをとって強引に我が身に手繰り寄せながら、なんとか解読しようと必死になって取り組んだ唯一の専門書です。
 この書を読むことになった経緯は、当時、これぞわがライフワークと思って取り組んでいたことがありまして、半ばは職業でもあったのですが、その世界でどうしてもクリアしておきたいものだったのです。けれど、余りに携わっている業務とはかけ離れた、抽象的・概念的・学問的・ハイレベルなものだったので、大方の人は???のまま難なく素通りしてしまいました。そこに引っかかってしまった愚かにも活字に弱い二人の男女(女は私ですが・・・)。ひとりで学習するのは手に負えぬということで、いつしか二人で額を寄せ合い、これを解読すべく密かに学習会的ミーティングをするようになりました。相手の男性というのは、受験校から国立大にとんとんと進んでしまった極めて頭脳明晰な人で、惜しむらくは理系だったためにこのような分野にとりつくのははじめて。エリート育ちの沽券にかけてもこれをモノにしたかったのでしょう。毎回顔を合わせると、次回のテーマや双方の課題までも提示してきます。彼が私よりもいくつか年下だったがために、私としても退くに退けず、こちらも女の沽券にかけて最後まで付き合うことになりました。
 蛇足ながら、沽券と沽券、意地と意地で向かい合っていた男と女には、ラブロマンスなんぞ芽生える余地は皆無であったことは・・・書くまでもありません。
 で、それだけ勉強したことのどれだけ今残っているか・・・。ペンだここさえてとったノートの中の、一行ぐらい・・・? ま、たった一行でも残っているなら、良しとせねばなりますまい。なんにしても付け焼刃の一夜漬けみたいなものだったのですから。

勁草書房 読んだ時期:ずいぶん昔 2002.05.19記
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