topimage

2017-08

郷愁 - 2012.10.22 Mon

↑タイトル、秋だからというわけではない。

これに触発されるものがあって、ちょっと考えてみた。

taieri0322-img600x322-1337593162ryzjpa59263.jpg

『デコパージュ』として、オークションで見つけたもので、滅多なことでは食料以外の自分用のもの、ましてやインテリアグッズなど買わない私が、購入した一品である。10cmx28cmという小さなもので、お値段は400円少々。

タイトルが『フランスの街並』。
この絵の出自が何なのかは全く知らないし、本当にフランスなのか、だとしたらフランスのどこなのかもわからない。わからないのだが、この絵を見たとたん、なんだかとっても懐かしい気分に包まれて欲しくなってしまったのだ。

もちろん、フランスへ行ったことはないし、フランスの特定の場所に執着があるわけでもないのに。

ただ、遠い遠い昔、一度はフランスへ行ってみたい。
叶うことなら、旅行ではなく、そこに腰を据えて住んでみたい。
そう思っていたころがあった。

それは花の都でもなく、ファッションやグルメの国でもなく、煌びやかな世界とは程遠いノスタルジックな時空だったのかもしれない。

まさかスタンダールやバルザックの世界ではないけれど・・・と考え始めると、いや、待てよ。それでも椿姫やマノン・レスコーは懐かしいぞ。サルトル、カミュの世界にはぜひ行ってみたかったんじゃなかったっけ。それともルノアール? ムーランルージュ? 燃えるカルチェラタン? 場末のカフェや、そこに集う貧乏学生たち? セリーヌが眠るさみしい丘? 『愛と悲しみのボレロ』? オペラ座? 違う違う、サガンかな? アランドロンにドヌーヴ? ボードレールにヴェルレーヌ、いやいや、やっぱりランポーにコクトーだ・・・・・

と、ついには妄想系の思いに至る。

無理矢理要約すると、フランスにまつわる記憶のかけらが、次から次へと飛び出して来たということらしい。

それと、この絵の色調に惹かれたのだと思う。

ただ、よくよく見ると、なんとも不可解な絵だ。

まず、季節がよくわからない。
色調としては秋なのだが、右端に見える林は秋ではなさそうに見えるし、プランターに咲く花々のようすからも、季節を特定することはできない。

そしてもうひとつ。
時間がわからない!
カフェかレストラン、それからパン屋さんあたりだろうと思うのだが、店内の照明は点けられているし、街路灯にも煌々とあかりが灯る。
でも、道路には長いけれど明るい影が伸びている。
店内はともかく、これだけ陽のあるうちに、街灯って点灯するものなのだろうか?

そんなことを思い始めたときには思わず吹き出してしまったけれど、この絵を見るたびに、私の中のノスタルジーはサワサワとかすかな心地よい音を立て続けている。

* ちなみにこの絵、トイレの中に飾ってある。
 そこが私の唯一のデコレーション・スペースなのだ(^^;
関連記事
スポンサーサイト

● COMMENT ●

ほんと、眺めれば眺めるほど謎の多いデコパージュです。作者は外光や街灯の矛盾とか気にしない人だったのかあ。まあ、よく言えば大らか?(^^;) でも、不思議と落ち着く作品です。nonoさんも落ち着いて〇をたせることでしょう…。これにめぐり合ったのはウンがいい。

大らかな人が描いた絵を、おおざっぱな私が愛好する!
うん。世の中これで丸くおさまるってぇことで(^.^)???

> これにめぐり合ったのはウンがいい。

です、です。
以来、快腸じゃなくて、快調ざます(^O^;


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://knno.blog38.fc2.com/tb.php/216-b3135b44
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

髪洗い «  | BLOG TOP |  » 気がついたら

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

月別アーカイブ

ブログ内検索

****

?Count Down!

近ごろの枕べ

Powered By ソーシャルライブラリー

プロフィール

nono

Author:nono

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック