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2017-08

 - 2013.01.15 Tue

昨日、雪が降った。
朝、荷物を投函しに出掛けたときには雨だったのに、帰宅していつものように作業をはじめて、ふとその手を止めて窓を見ると、びっくりするぐらいの勢いで雪が降っていた。

そうか、今日は父の亡くなった日だと、強く思った。

一年前のその日の天候は覚えていない。
多分、雨も雪も降ってはいなかった。

初七日の法要の日、雨混じりの雪が降っていた。

そして暮に行われた一周忌の法要の日は、朝から雨が降っていた。
お寺を出てお墓に向かったときには、傘をさしていた。
お墓の掃除が終わり、弟が線香に火を灯して手を合わせたとたん、みるみるうちに陽がさしてきた。

映画やドラマでも、こんな演出はしないだろうというタイミング。
黒々とした雲が瞬く間に薄れてゆき、引き伸ばされた灰色の雲の間から、遠慮のない太陽が燦燦と光を放っていた。参列していた全員が、思わず空を見上げた。

父が居た。
父の大きな笑い顔が見え、それにも増して大きな笑い声が聴こえた。
そう思ったのは、きっと私だけではなかったのだろう。

生前、朝な夕なに仏壇に向かっていた父から見たら、不信心者揃いの一族郎党たちだから、なにがしかの不本意さを抱いていたんだろうね。だからそうやって皆が墓前に揃ったことが、手放しで嬉しかったのだろうと、生者の特権で、勝手に解釈した。

そして昨日。
天の采配であるのかどうかはわからないにしても、きっとその一端には、父の意思も混ざっているに違いないと、不信心であることナンバー・ワンの私は、解釈した。

大丈夫だよ。
忘れているわけじゃない。
あなたは私のココに生き続け、私の血肉となって生きている。
線香の一本、あげるわけじゃないけれど、大丈夫だよ。

と、元僧侶だった父には、こんな言い訳めいたコトバは通じないか。
でも、父には申しわけないけれど、私は不信心、無信仰。
たとえ路傍のお地蔵さんに手を合わせることはあっても、
寺社や墓前で手を合わせることはあっても。

ああ、ここでもまだ意地の張り合いをしてしまう、なんたる娘じゃ!

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