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18 尻啖え孫市 司馬遼太郎著 - 2004.11.17 Wed

 雑賀孫市(さいかまごいち)の名前を知ったのは、やはりNHKの大河ドラマでした。戦国時代末期に自由都市・堺から海外に飛び出し、フィリピンとの交易を開いた豪商、呂宋(ルソン)助左衛門を描いた「黄金の日日」に、秀吉と奇妙な友情で結ばれた孫市が登場しました。このときの配役が、呂宋助左衛門を市川染五郎(現・松本幸四郎)、秀吉が緒形 拳、石川五右衛門に根津甚八、孫市は林 隆三、その他、栗原小巻、川谷拓三、鶴田浩二、高橋幸治、李礼仙、夏目雅子等々の顔ぶれで、中でも川谷拓三、李礼仙、林隆三が印象的でした。
 ということから手にしたのがこの作品。どうしたわけか、このドラマの原作(城山三郎著)を読もうという発想にはならず、「尻啖(くら)え孫市」を読んだ不思議・・・。しかも、破天荒な孫市という男の魅力に、すっかり呑みこまれてしまいました。天下の織田信長を蹴飛ばし、石山本願寺一揆では本願寺方の大将として門徒を統轄し、信長に抗戦。みごとに「この尻啖え」とやったわけです。紀州の雑賀党と言えば、同じく紀州の根来衆とともにその名を馳せていたわけですが、奇しくも秀吉の紀州攻めの際、雑賀党は秀吉方につき、根来衆はそれに敵対するという位置関係となり、全山焼失し平定されてしまいました。
 ややこしい時代でした。力と知恵と運と野望。気を抜くことのできない荒々しい時代にあって、一党を率いる孫市を、豪胆な魅力ある男に仕立てた、読み応えのある作品です。

読んだ時期:かなり昔  2002.06.22記
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