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19 百合祭  桃谷方子 - 2004.11.17 Wed

 1999年北海道新聞文学賞受賞作品。1955年生れの作者が、69歳から91歳までの女性たちと、79歳の男性との男と女、老いを描きます。老人とは、一体いくつからを指すのでしょう。私が子供だった頃と今では、だいぶその感覚も変ってきています。源氏物語では、三十代の女性を老女と称したりもしているし、明治時代の新聞では、四十代の女性は「初老の女」と書かれていました。今、70歳を過ぎてなお若々しく、とてもおじいちゃん、おばあちゃんなどと呼ぶことのできない人もたくさんいます。それでも、子育てや仕事を終え、あるいは配偶者を看取ったあとの高齢者が恋愛することを、どれほどの人が心から祝福したり受け入れたりすることができるでしょうか。「老いらくの恋」などと茶化されたりするのはまだいい方で、「いい歳して」と疎まれたりすることの方が、圧倒的のような気がしますし、また当人たちも、そういう枷を自らに嵌めていたりもするのでしょう。
 作者は、そうした高齢者の恋心や恋愛を、この『百合祭』で、まさにその渦中からといった筆致で見事に描いていきます。
 もうひとつの『赤富士』は、中学生の少女の語り口で描かれたひとつの家庭なのですが、これがまた予測できない展開を見せます。

講談社 読んだ時期:2002.06 2002.06.22
収録作品:百合祭/赤富士
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