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25 家族場面  筒井康隆著 - 2004.11.18 Thu

 筒井康隆と言えば、十代の頃、『緑魔の町』と『コレラ』(?)を読んだだけです。どちらも印象には残ってはいますが、それ以来、他の作品を読みたいと思ったことはなかったような気がします。この『家族場面』は、たまたま図書館で目について、借りてきたものでした。
 この『家族場面』に収録されている八つの作品のうち、はっきりと記憶に残っているのは、「天の一角」。着想としても、また話の進行にしても、とても面白いと思いつつ読みました。死刑囚と、彼に死刑を求めた原告、そして死刑を巡る法規について、行き詰るような(?)展開を見せてくれます。あたかもそのタイトルの通り、見開いた本の右ページの右上の角が折れ曲がり、そこに何人かの人物が顔をのぞかせ、「天の声」なるものを発しているかのような幻視・幻聴に襲われそうな愉快さがありました。
 どの作品にも、笑えない深刻なものが内在されているのですが、笑わなくては作者に失礼かな・・・などと、どうも気を使ってしまう。それゆえ、筒井作品は、続けて読む気になれないのかもしれません。
 ちなみに、先に読んだ『コレラ』については、果たして筒井作品であったか、タイトルもこれで正しいのか、はっきりとは覚えていません。ただ、フランツ・カフカの『ペスト』をもじったような作品で、パロディにしてもあんまりだわ~と思いながらも大笑いして読んだことだけは確かです。

読んだ時期:1999.11 2002.07.17記
収録作品:天狗の落とし文/家族場面/妻の惑星/十二市場オデッセイ/大官公庁時代/猿のことゆえ勘弁/天の一角/九月の乾き
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