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2017-07

宮部みゆき著 『ペテロの葬列』 - 2014.11.19 Wed

 久しぶりに宮部作品を読む。

 この作品が原作のテレビドラマを観ていたのだが、どうにも納得がいかなかったり、わからなかったりしたものだから、原作を読んでみることにした。

 原作は、実にわかりやすくて、なるほど~そういうことだったのかと得心。
 同時に、この作者の、ひとに対する眼差しのやさしさが、今更ながらわかったような気がした。

 …と、ほとんど1年ぶりのブログ更新で、書きたいことはいっぱいあるのだけれど、まあボチボチとことば慣らしをしていこう。

休み明け - 2013.12.04 Wed

しばし、仕事としての作品作りから離れていて、久々にふっかーーーつ!
と思ったら、どうも腰砕け。
少しだけ作り溜めてあった数点のアップ作業に取り掛かった初日はよかったのだが、2日目、3日目と続かない。

おサボリから抜け出すのには、しばし時間がかかるかもしれないな。


この休み中、何をしていたかというと、
病院通いして、いろいろ検査して、入院して、手術して、退院した。

コトに当たっては、まずは最悪の事態を考える。

これ、どうやら私の思考パターンらしい。
今回も、まさにその通りで、人生の終わり方までの道筋を考えて、
そこから逆算しながら、行動方針等々を考えて、
そしたら、スコンとハラが座って、気持ちは楽になった。

そう、必ず終わりはやってくる。
それが明日なのか、3年後なのか、20年後なのか、はたまた50年後、100年後なのか(それはないか)は、神のみぞ知る。

今、生きて在るものたちが愛おしい。

お休み - 2013.09.29 Sun

しばし、出品向け制作はお休み。

久しぶりに、自分用のものを作っている。
一昨日は、部屋着としてのイージーパンツ。
グレーの少し厚手の麻で作った。
適度な張りとシャリ感があって、気持ちよく着用できる。

今日は、大きめのトートバッグ。
オリーブがかったくすんだ茶系の麻をベースにしたもの。

自分がホントはどんなものが好きで、どんなものを身に着けたいのか。
自分用の物づくりの中で、見えてきたらいいなと思う。

キレギレに - 2013.09.29 Sun

死を意識し始めたのは、きっとそう遠くないころだったと思う。

もちろん、幼少期からこの方、死と遭遇したり、意識したりすることはあったはずだ。
思春期あたりには、自死について考えたこともあったはずだ。

近親者や友人知人の死、たくさんの動物たちの死、著名人の死・・。
距離感や切実さは違っていても、そのつど、何がしかを感じ、考えもしてきたはずだ。

そういう意識のしかたとは違う・・・もっと身に迫った自分自身の死とか、人生の終わりとか、そこへ向かう日々のこととか。

一番強く、自覚的に意識したのは、忌野清志郎の訃報に触れてからだった。
同世代だからと一言で片づけることもできるが、もう少し言えば、同時代を生きてきた人として、しかもキャッチしきれていなかった人だからこそ、衝撃も大きく、その喪失感には激しい焦りすら伴っていた。

ちょうどその時期あたりから、かつて好きだった人たち(著名な方たち)の訃報が、ホロホロと聞こえて来はじめた。
同時に、もっと身近なところでも、身内や深く関わった人、長年一緒に過ごした猫たちなどなど・・次々と喪った。

私自身の暮らしも、これまでになかった谷底時代で、体調そのものにも狂いが生じたりもしていた。

それから数年がたち、穏やかで落ち着いた日々を過ごしていたのだが、そんな日々にあっても、通奏低音として死の意識は続いていた。ただ淡々と。

あとどれぐらいの時間が残されているのだろう・・

いつでもそう意識していたのだと思う。


これから先、ますますその意識は強くなってゆくと思う。
そこから逆算しての日々は、いろいろな意味で、きっとものすごく濃密な日々になるのかもしれない。
いや、むしろ薄められて、サワサワとした、ひっそりとした日々になるのかもしれない。
両方が渾然として、相変わらずのストラッグルな日々かもしれない。

いずれにしても、もう少し楽しめそうだ。
そういう日々との巡り合い。
そういう自分を知ること。



ミニマムな世界 - 2013.05.28 Tue

ミニマムな世界にハマリ始めると、なかなかソコから出られなくなる。

以前、革のミニチュア・ブーツやミニチュア・バッグを試作していた時期もそうだったな。
今は、小さな小さな端切れを使うパッチワーク。
もっとも正式な(?)技法のものではなく、一応ログ・キャビンを土台にしてはいるけれど、総じて言えばランダム・パッチ。もしくは、クレイジー・パッチ。

何につけ捨てることが下手くそで、布の裁ち切れも然り。
たまりにたまった端切れたちにも日の目を見せてやりたくて。
作業台の上は布だらけ・・

さて、明日の制作はどうしよう。
ミニマムからはかけ離れたデカデカ・ザックリ系ももうひとつ作ってみたいから、きっと小から大へ、大から小へと、2つの世界を行ったり来たりしそうな気がする。

好き・考 - 2013.05.23 Thu

長いこと、書かなかったなと、確信犯的に思う。
ことばを忘れ、ことばから離れて、黙々と作業に没頭する毎日。
無理はいけないから、これはこれでよしっと。

『好き』(『嫌い』も含めてになるかな)を分析するんだとしたら。
色合い、におい、リズム、テンポ、温度、触感、それから理解へ進むだろうそれらすべてを動員して、そこに『好き』とか『嫌い』とかが出てくるんだろうなと、ふと思う。

忌野清志郎と斉藤和義。
彼らの紡ぐ歌詞に、ことばやそれを表現するセンスが好きだ。
何を言っているか以前の、ことばの選び方とか、表現のしかたとか。

たとえば、斉藤和義の『ワンモアタイム』

昨日見た夢の中
僕たちはまだ幼くて
描いてたレボリューション
叶わぬ夢はないと思ってた
・・・

後悔も退屈も知らなくて・・雨でも傘はいらなくて・・
・・・

切なさを蹴り上げて ワンモアタイム・・



このフレーズを耳にしたとき、一気に高校時代を思い出していた。
特に『切なさを蹴り上げて』。
あの頃の詩作風景がわぁっと押し寄せて来た。
何度耳にしても、ぞわーっと鳥肌が立つ(もちろん拒否感ではない)。
うん、何度襲ってきても、心地よいぞわーっだ。


そう言えば、昨日見たテレビ『ミュージックポートレイト』で、
俳優の斉藤工の『好き』が、私のそれと似ていることを知って驚いた。
70年代の文化に大きく影響され触発されているようで、なるほどとうなづく。


子供時代から10代あたりに触れていたもの。
遥かに時を経たのちに思いがけずに出会うと、わけのわからない懐かしさを抱くことがある。
絵画や音楽のように作品と呼ばれるものはもちろんだけれど、季節や自然が醸し出す空気や感触だったり、目には見えない陽射しの当たり具合だったり、生活雑貨品だったり、何かを手にしたときに伝わる触感だったり・・・。
そうしたもののすべてが、年を経てからの五感とつながって、より重層的な『好き』を産んでいるのかもしれない。

そんなことをつらつらと思っていた、今朝のコーヒータイム。

春! - 2013.03.19 Tue

娘、退院。
予定よりもかなり早い退院にホッとする。

強いようでいて実にもろく、もろいようでいてしぶとい。ニンゲン。
心の問題だけではなく、肉体についてだって、実に不可解きわまりないのだと思う。
医学がどれほど進歩しても、生命体のすべてを解明することはできないのだろうね。

満開のコブシの花がそこここに咲き競う中、車の窓を全開にして、娘を迎えに行った。
まだ青白い顔をしているのに、帰宅するやいなや家の中に目配りし始める彼女。

あー、母は強い。主婦はエライ。
私にはもうとても真似できそうにない。
たまの助っ人だからどうにかなったけれど、ずーっとは不可能だと実感させられた1週間だった。

家政婦さんか? それともタイムスリップか? - 2013.03.16 Sat

何日か前の深夜、ベジャール・バレエの感想を書き始めたそのとき、緊急招集の司令があった。
動揺と心細さと緊張と緊迫。どれもが日常から少しずつはみ出した感じが、波動となって耳に届く。

その瞬間から、わが日常の平面図はみごと破られ、立体図の中を右往左往する暮らしが始まった。
・・・・

こんなふうに書き始めると、ライトノベル風探偵小説っぽくなるね。
やっぱりコトバは問題(←『マモノ』と読むべし)だ。

と、これは前置き。
つまりは、娘の激しい腹痛、救急車、入院ということだ。
腸閉塞だった。2週間ほどの入院になるらしい。

それからは、早朝と午後から深夜までという1日の大半を娘宅で過ごし、すっかり忘れてしまった主婦稼業、母親稼業に勤しむ日々となっている。

数人分の食事の世話、そのための買い物、数人が暮らす家の中の管理、子供たちの世話、宿題やら来訪者への応対、などなど・・・。もう遠い昔のお話のような世界へ舞い戻ったような、あるいは他家で働く家政婦さんにでもなったような、そんな気分。

宿題やっちゃいなさい。
明日の支度は?
体操着と給食着、洗濯機に入れておいて。
そろそろ寝なさい。
・・・

まるでタイム・スリップした世界の中のような台詞。

今日はお休み。
パパ殿に任せて、私は久しぶりに一日自宅で過ごすことになる。
まずは掃除に洗濯。そしてこっちの子供たち(?・・!)と遊び、それが済んだら、布たちとお話しよう!
みんな待っていてくれているはずだもの。
1日で完成できるかどうかわからないけど、ミシン踏むぞー!

ギリギリセーフっ!! - 2013.03.07 Thu

やった!

BBL(ベジャール・バレエ・ローザンヌ)の公演チケットをゲット!

ネットで、チラホラ話題に上がっていたので、アンテナを伸ばしてみたら、あらららら・・
もうすでに後半で、あと3日間しかないではないか。
2013年の日本公演だと?

でも、おかしいなぁ。
BBLのメルマガ読んでいたし、アンテナは常に張り巡らせていたつもりだったのに。
自分の情報収集力のインチキさ加減にびっくりだ。

前半のAプロはすでに終了し、残るはBプロのみ。
でもこのBプロの演目である『ライト』はずっと観たかった作品で、しかも全編上演だというから、良かったとしよう。

この『ライト』、かつてジョルジュ・ドンと森下洋子さんが踊った作品だ。
南米だったかな? コンテストか公演かで踊っている森下さんを、やはり公演のためにその国を訪れていた二十世紀バレエ団(当時)のジョルジュ・ドンが見つけて、ベジャールに薦めたと、どこかで読んだことがある。

そして、ベジャールによって、彼女のために作られたのがこの『ライト』。
1981年の作品と言うことだから、もう30年以上前のことになる。断片的には、テレビや動画サイトで見たことはあるけれど、全編だなんて、もう垂涎ものだ。

今度の日曜日だ!
部屋の中で根っこの生えた脚を、力づくで引っこ抜いて、行ってくるぞー!

これからもBBLの公演は、何があっても、どんなことをしても、絶対観るんだ。

嬉しいなぁ。

先祖はクマか? - 2013.02.11 Mon

寒さが苦手なのは今に始まったことではないし、冬場は、ひたすら引きこもりになってしまうのもいつものことなんだけど、もちろん、今年も例外ではなかったようだ。

引越して新しい環境、新しいナリワイ。
冬をおそれるにあらず、と期待していたけれど、思惑は大ハズレだった。

パソコンの前に座るのもソコソコに、1日の大半をこたつで過ごす。
そこで出来ることと言えば、座ったまま動かずにできる手作業のみ。
読書はダメだ。眠くなってしまう。いくら頭寒足熱と言っても、睡魔には勝てない。

ひと冬を刺繍で過ごした年もあった。
今年は編み物。

でも、これは単なる前置き、言い訳なのかもしれないと思ったりもする。
編み物へのハマリ具合と、冬到来がピタリと合わさってしまっただけのことなのかもね。

昔から、棒針編みが一番好きだと思っていたし、この冬の前半までは確かにそう思っていたのだけれど、最近になって、かぎ針編みに魅せられてしまっている。もちろん、作るものによっては、着心地や使い心地、見映えなどから、棒針編みの方が断然良い、なんて場合もあるんだけれど。

編み物は、とっても効率が悪い。
ゲージを取りながら、糸と針の具合、編み方のゆるさやきつさの関係、糸の持ち味や良さが引き出せるかどうかなどなど考え、何度も編み直しをし、デザインやサイズを決め、編み図を書き換えたり、色の配合を配慮したり・・・。

実際に編み始めるまでにかなりの時間や労力を要するし、編み始めてからはひたすら根気の世界となる。編み終えてからも仕上げの細かい作業が続く。

こんなに非効率なのに、それでも編み物から離れられないのは、糸たちの魔力だろうか。
今年はもうこれくらいでやめにしよう、そろそろ編み物から離れようと思って、残っている糸を片付け始めると、あちらこちらから、糸たちのブーイングや、アピールの声が聞こえてくる。

見たらおしまい、見てしまったら手放せなくなる、そう思いながら片付け作業を続行していると、アチャッ! 見てしまうのだ。いや、チロリと視界に入ってしまうのだ。意図しないのに、手が伸びる。この手触り、この色味、あんな感じのものを編んだらステキだろうな・・・と、頭の中には早くも作品のイメージが立ち上がる。

あー、そして今日もまた、編み針1本握って、コタツ生活に戻るのだ。

そろそろ、布たちがひねくれているだろうに。

森のクマさんたちが冬眠から覚めるころには、私もコタツから離れて、いやいや、糸たちの誘惑を断ち切って春の若芽探しに出かけられるのだろうか?

って、これじゃ全くのクマさんだ(>_<)

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